ふっわふわのフエルトの上に図案や型紙を写す方法ですが、これがなかなか難しいんですよね。
フエルトに限らず、厚地の布にチャコペンシルで頑張ってみてもなかなか書き辛いものです。
かと言って、チャコペーパーでは破けてしまって(T_T)
やっと写ったとしても、摩擦ですぐに消えてしまいます。
それなら思い切って、サインペンで直に書く方法もありますけど・・・
あまりオススメ出来ませんし、やりたくないですよね。
フエルトに図案や型紙は写せないの?
ある道具を使えば、転写しにくいフエルトでも型紙や図案が写せるんです。
どんな生地にでも、図案や型紙を簡単に写せて消えにくなります。
摩擦でだんだん薄くなり原型が解らなくなる事がないので、作業がしやすく仕上がりもキチンとキレイに!
この方法なら簡単に、くっきりキレイに型紙や図案が写せます
熱転写ペンシルって聞いたことありますか?
これを一本持っていればとても簡単。
必要な道具は図案か型紙、トレーシングペーパー、熱転写ペンシル、鉛筆かペン、アイロンだけでOKなんです。
型紙(図案)をトレーシングペーパーに写す
型紙(図案)の上にトレーシングを置きます。
左右対称の図案ならそのまま熱転写ペンシルでなぞって書くだけです。
左右対称では無い図案の場合、そのまま写すと絵が反転してしまいます。
まずは、鉛筆かボールペンで図案通りに複写し、その裏から熱転写ペンでなぞります。

鉛筆かボールペンで図案を写して下さいにゃん。

写した図案の裏から熱転写ペンでなぞって下さいにゃん。
これで、トレーシングペーパーに図案が写せました。
トレーシングペーパーに写した型紙や図案をフエルトに転写する
アイロン台の上に型紙(図案)を写したいフエルトを用意します。
今回は黄色のロイヤルカラーフエルトを用意しました。
分厚くてふわふわしています。
トレーシングペーパーに写された図案がフエルト面に接触するように置きます。
その上から、少し強めにアイロンがけをします。
この作業の注意点
・アイロンはできる限り高温がおすすめですが、フエルトに接触しないようにして下さい。溶けてしまいます。
・アイロンで転写している時には、トレーシングペーパーが動かないように注意してく下さい。
・キチンと転写できているか確認しながら、紙がズレないように少しずつ剥がして下さい。
熱転写ペンで書いた型紙は何回使えるの?
黄色のロイヤルカラーフエルトに転写した後のトレーシングペーパーで、白いハードフエルトにも転写してみました。
やはりハードフエルトの方が毛羽立ちがない分、ハッキリと転写出来ていますね!
2回転写した後のトレーシングペーパーには、熱転写ペンの型が薄く殆ど残っていません。
熱転写ボールペンの説明書きには(2~3回転写が可能)記載されていますが、私はMAX2回転写するだけにしています。
(筆圧は個人差があるので、そういった事も転写できる回数に影響しているかもしれませんが・・・)
個人的にはハードフエルトへの転写が多いです。
とてもくっきりと写せて、図案が消えないので助かります。チャコペーパーだとこの様にキレイに写せませんし、直ぐに消えて解らなくなってしまうので。
ただし、1つだけデメリットをあげるとすると・・・
消えません。消せません。
チャコペーパーやペンシルのように水で消えません(^^;
この事を承知の上、転写部分を全て隠すように刺繍して下さい。
そうなれば、用意した型紙や図案より少し大きくなってしまうので、若干うちがわ目に写してみて下さい。
熱転写ペンは、少し工夫して使えばとっても便利なアイテムなんですよ。
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